20190428

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千代田区立麹町中学校の校長先生が行った教育改革について、テレビで放映していたのでまとめた

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宿題の廃止

宿題は修行

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現在の日本の教育では、 宿題は質を求めておらず、生徒にとっては修行 でしかない

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学習を習慣付ける為の宿題のはずが、能動的ではなく事務作業的である為、意味がないものになっている

宿題の本来の目的

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単元(学習ステップで構成した学習内容の一まとまり)を習得することを目的として、理解が深まらないような学習方法は辞めた

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定期テストの廃止

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定期テスト廃止後、数学が苦手だった生徒の成績がUPし、全体の学力も底上げされたとのこと (具体的に平均何%点数が底上げされたか等については言及していなかったと思う)

今の日本は情報を与え続け記憶したものをペーパーへアウトプットする。その能力が高い人が大学へ合格していく傾向にある

勉強は 分からないものを分からせること であり、 大事なのは「子供自身が勉強したいと思うか」 。上記の流れはそれにそぐわない

その為、単元テスト(学習ステップ毎の小テスト)を実施しそれに再チャレンジ可能とすることで、誤った箇所を自分で見つめ直しどうすれば解を見い出せるのか自身で調べたり試行錯誤することで 何らかのアクションを起こさせ、それにより理解する という流れを作り出した

※2回目のテストは、日程を予め決めてから受けさせる

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全国の学校でほぼ同じ形で中間・期末テストが行われており、それは通知表をつけるために行われている。本来の目的は学力の向上であり、通知表、定期テストは単なる手段であるべき。

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体育祭についても生徒に任せた

大人(保護者・教員)は楽しまなくてよいので、(運動が嫌いな子も得意な子も含め)生徒全員が楽しめる体育祭という最上位目標を達成させることを条件に、体育祭をすべて生徒にあげる(任せる)形をとった。

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全体の1割、約15人が反対した全員リレーを廃止した。

来た人を楽しませる文化祭というのも目標の1つなようだ。

クラス担任制の廃止

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何かしら問題が起きると、その問題に対して最も解決しやすい人間が対応する。

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うちのクラスは良い、悪いという境目が無くなり、それに関する話題が無くなるとのこと。 全ての大人が当事者 であり、「子供をどうする」という話題でいっぱいになるそうだ。

最初は一部困惑した保護者もいたそうだが、運用してみて問題無いということになったのも驚きだ。

  • 生徒主体への転換により、学力の向上、及びあらゆるI/Oの質向上。
  • 担当責任の分配によるリスクの可視化、対応効率の向上。

等、保護者、先生も含めた学校全体が主体的になるような改革によって、生徒のこれからの人生に大きく寄与し得る面が大きいのではないかと思た。