2016年に郊外に戸建てを購入した。
目的の戸建てが見つかったら、購入の前に今一度、なぜ今家を買うのか(どのタイミングで買うのか)、何を重視して買うのか振り返るのが重要だと思われる。 個人的には「家を探すよりも不動産を探せ」と思うくらい、信頼できる不動産屋さんにお任せするのがいいと思われる。
1. 住宅ローンの種類を知る
住宅ローンには民間融資、公的融資、協調融資がある。
- 民間融資: 銀行からお金を借りる形。条件を満たせば低い金利で借りられる。変動金利。
- 公的融資: 財形貯蓄を行っている人が受けられる融資や、自治体など公的機関が行っている融資。変更金利。
- 協調融資: フラット35のこと。一定基準をクリアした住宅に利用される。省エネ、耐久性など特徴がある住宅にはフラット35 S が適用され、10年など一定期間金利が引き下げられる。民間金融機関によって金利が異なる。固定金利。
民間融資はこちらが分かりやすい。
2. フラット35の計算を行う
フラット35Sの場合、10年間金利が優遇され通常のフラット35 1.48%/年のところ、1.18%/年となった場合と仮定。
- 通常のフラット35: ¥25,800,0001.48%35 = ¥13,364,400
- フラット35S: ¥25,800,0001.18%10+¥25,700,0001.48%25 = ¥11,429,400
通常のフラット35とSの場合、¥1,935,000の差が出ることになる。
3. 総延べ床面積と坪数の確認
延べ床面積79㎡の場合、坪数は約24となる。
4. 坪/㎡単価の計算
一概に安い、高いの基準にはできないが、平均と比べてどうなのかを知ることができる。 例えば25,800,000円で延べ床面積79.49㎡の住宅は、割ると1㎡あたり324,569円となる。ある市は200,000円/㎡なので、若干高いかも?と予想できる(周辺の土地の需要が高い、住宅のレイヤーが高いなどにより一概には言えない)。
5. 天災の予測(地震、洪水、液状化)
洪水ハザードマップ、地震ハザードマップなどを用いて該当地域の確認を行う。 断層から色々な地震の予想データが拾えるので、かなり役に立つ。
6. 物件特徴を把握する
- 断熱性能
- ガラス材質
- 工法
- 防湿性
- 防音性
- 耐震性
- 排気・吸気性 (近年の新築は、1部屋につき1外気フィルターがついている。)
- コンセントの数
- ガスの種類
- 照明付属
- 煙探知機
7. ご近所付き合い
ご近所さんはどのような方々がいるのか、聞き込み調査を行う。
8. 繰越返済で手数料が掛からないか
繰り越して返済を行う場合、手数料が掛かる金融機関もある。J◯など。 ただ、その金額は高くないことが多いため(2017年現在、3000円いかないくらい)、繰り越す際は一度に多額の金額を繰り越して支払えば、あまり気にしなくともよいかもしれない。
9. 虫
女性では虫の発生に耐えられず引っ越すことも少なくない。無視できない、虫。
川、池の側、雑木林が近くにない平野か
川、池、林、森、等が近くにある場合、夏場は植物/虫の天国となる。 蚊や蝿が頻繁に出現する可能性が高い。
飲食店が近くにあるか
スーパー、飲食店、食品工場等の近くはゴキブリが繁殖し易い。 ゴキブリについては こちらのサイト様 が詳しい。